石丸伸二 解体新書 なぜ、彼の発言に私たちは反応してしまうのか
石丸伸二氏が繰り出してきた数々の発言。
「正しすぎる」言葉は、人を惹きつけもするし、冷めさせもする。
なぜ彼の発言は、あれほどの支持と嫌悪を同時に集めるのか。
石丸氏の発言を一言一句精査し、その背後にある論理構造・感情的訴求・戦略性を読み解いていく。
発言を「素材」として取り上げることで、彼の語りが私たちに与える影響、支持と反感を分かつ要因、そして現代政治における“言葉”の力学が浮かび上がる。
(目次)
はじめに
第1章 恥を知れ! 恥を!
第2章 私の使い道
第3章 地方政治は地方政治で、国政は国政で
第4章 生殺与奪の権/いのちだいじに
第5章 立場/役割/責務
第6章 孟子/韓非子/日本国憲法
第7章 インフルエンス/喜びの舞
第8章 メディア
第9章 死生観
第10章 少子化
第11章 人生くらいならかけてやる
第12章 個/公
第13章 理論/理性/教育
第14章 忸怩たる思い
第15章 最後の日
第16章 唯一絶対の正義はない
終章 それでも

担当編集からのメッセージ
本書は、彼の発言を素材に、言葉の“効き目”と“副作用”を解剖する試みである。
石丸現象に熱狂した人も、白けた人も──
一度、言葉の構造そのものに目を向けてみてほしい。
思考停止も感情論も抜きで。